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2013.06.01 (Sat)

変動金利の指標

こんにちは、いつも訪問視聴ありがとうございます。

前回金利の話をさせて頂きましたが、今回は変動金利について。

変動金利は読んで字の如く、借入額に対しての適応金利が常に上下しているもの。

返済額が常に「変動」しうる可能性があります。

ではこの変動金利、一体何を基準・指標としているのでしょうか。

前回触れなかったので今回はこれを記事にさせて頂ければと思います。


変動金利は様々な要因でその数字を決定していますが、大きい要素の一つに

「短期プライムレート」なるものがあります。

小難しい名称ですが、内容は簡単です。

銀行さんが企業へ短期(1年未満)融資する時に適応する最も良い条件での金利の事を言います。

ある企業はレート通り、ある企業はこれにちょっと上乗せといった感じで銀行さんはその企業の業績を鑑みてお金を貸しています。

この短期プライムレートは銀行間同士での影響を受けての調節をしていますが大きな指標がやはりあり

「政策金利」なるものに大きな影響を受けています。

政策金利とは、国の中央銀行(日本では日銀)が「普通銀行」へお金貸す時に適応する金利の事で、日銀さんは景気の状況を見てこれを上げ下げします。ゼロ金利政策なんて聞いた事あると思いますが、アレです。

景気が良ければ過熱を防ぐ為に金利を上げてお金の回転を悪くし、お金の価値を保とうとします。

景気が悪ければたくさんお金が回転するように、金利を下げます。

今現在では0.1%。

ご存知の通りあまり景気は良くないですね・・・。

とまあ、この政策金利があがれば必然的に住宅ローンの変動金利もあがるという仕組みです。

さらに端的かつ曖昧に申しますと

「景気が良くなれば変動金利は上がる!」

というわけです。

ここ十数年で政策金利は1%以上になった事がありません。

それと連動して住宅ローンの変動金利も多少の動きはあるものの、低い数字で落ち着いてます。

苦しい時期が続いている証拠ですね。

※短期プライムレート等を指標とした基準金利は店頭金利と呼ばれ、地域・銀行によって(結構な幅で)異なります。


固定と変動どっちが得なの?という話はよく見かけます。

散々シミュレーションをして電卓とにらめっこした結果、住宅ローンに関してはどっちが得とか損とか焦点が少し違うなと考えています。

結局「その人その人のリスクに対してのお金の払い方」なんだと思います。


◎3000万円借入 35年払い 

・フラット35/適用金利 1.8% → 月々96,327円 
・変動金利/適用金利 0.975%→ 月々84,336円

差額は11,991円なわけですが、フラット35ならば金利が動こうが動くまいが関係なく35年間この金額です。

これを安いととるか高いととるか、感じ方が違うと思います。

11991円はいわば安心料。

精神衛生上どちらが自分にとって都合よろしいかを考える事が大事なように思います。


13:51  |  住宅ローン  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

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